【初心者向け】クレスの飼育ガイド①|クレスの食性と餌を知ろう!

【初心者向け】クレスの飼育ガイド①|クレスの食性と餌を知ろう!

クレステッドゲッコー(クレス)を元気に育てるには、毎日のごはんとお水のケアがとても大切です。 でも、「何をあげたらいいの?」「水を飲んでくれない…」と悩むこともありますよね。 この記事では、クレスの食事の基本やおすすめのフード、ちょっとした工夫まで、わかりやすく紹介しています。はじめての方も安心して読める内容なので、クレスとの暮らしにぜひ役立ててください。

目次

1. ごはんと健康管理の基本
1-1. はじめに
2. クレスの食性って?
2-1. ベビー(幼体)の食性と給餌
2-2. アダルト(成体)の食性と給餌
3. 果物ベースの人工フードが主食におすすめ
3-1. クレスバイトの特長
4. 昆虫の役割は?補助的に活用を
5. 果物は“ごほうび”に
6. 水分補給も大事なケア!
6-1. 基本の水分ケア
6-2. 水を飲まない子にはこの方法!
7. よくある悩みQ&A|こんなときはこうしてみて!
Q1. クレスが餌を食べてくれません…どうしたらいい?
Q2. 昆虫が苦手だけど、やっぱり与えないとダメ?
Q3. 水入れから水を飲んでくれません…大丈夫?
8. さいごに

1. ごはんと健康管理の基本

クレステッドゲッコー(通称クレス)にとって、「何を」「どれだけ」「どんなふうに」食べるかは、健康を左右する大切なポイントです。 人と同じように、クレスも成長段階や体調によって必要な栄養や食べ方が変わります。だからこそ、正しい食事管理は日々のケアのなかでもとても重要です。 

基本的には、人工フードを中心にしつつ、必要に応じて昆虫や果物を取り入れるのが理想的なスタイル。水分補給もクレスの体調に直結するため、あわせてしっかりと気を配りましょう。 クレスの食性や成長段階に応じた給餌のポイントを中心に、健康的な毎日を支える“ごはんの基本”をやさしく解説していきます。

1-1. はじめに

前編では、クレステッドゲッコー(通称クレス)の魅力や飼育環境についてご紹介しました。 後編では、毎日のごはんのあげ方や水分管理のコツなど、クレスの体調を保つうえで欠かせない日常ケアを初心者向けに解説していきます。


2. クレスの食性って?

クレスは雑食性で、昆虫と果物の両方を食べる生き物です。 ただし、成長段階や個体によって食の好みや必要な栄養バランスが異なります。

2-1. ベビー(幼体)の食性と給餌

・成長期なのでたんぱく質の多い餌が重要
・昆虫を好む傾向があり、人工フードだけでは食べないことも
・給餌は毎晩、新鮮で少量ずつ
・食べ残しは翌朝に必ず回収し、清潔を保ちましょう

2-2. アダルト(成体)の食性と給餌

・運動量や食欲が落ち着いてくるため、与えすぎ注意
・昆虫はおやつ程度に、果物ベースの人工フードを主食に
・給餌は2〜3日に1回を目安に
・肥満防止のため、食べる量を観察しながら調整しましょう

3. 果物ベースの人工フードが主食におすすめ

クレスの主食には、果物由来成分を含んだ人工フード(粉末タイプ)がおすすめです。 保存性が高く、簡単に水で溶かして与えられるのも魅力です。

3-1. クレスバイトの特長

当社製品「クレスバイト」は、クレスのために設計された専用フードです。

・ベビーからアダルトまで対応した成長段階別設計
・嗜好性が高く、香りで食欲を刺激
・栄養バランスに優れ、これだけで飼育可能
・保存性の高い粉末タイプ、水に溶かすだけでOK

【与え方のコツ】
・水で溶かしてヨーグルトくらいのとろみに
・小皿やタレビンなど、倒れにくい容器を使う
・夜に与え、朝には必ず片付ける
・暑い時期は乾燥しやすいため、小分けにして与えるのもおすすめ


4. 昆虫の役割は?補助的に活用を

昆虫はクレスの自然な食性に近いですが、主食にはならないため、人工フードを中心にしつつ補助として与えましょう。

昆虫 特徴
コオロギ 動きがあり、食いつき◎
ミルワーム 高脂肪。与えすぎ注意
デュビア 栄養豊富で管理しやすい

生きた状態で与えること。動かないと食べない個体も多いです。 カルシウムパウダーを軽くまぶすと◎ですが、過剰摂取には注意しましょう。


5. 果物は“ごほうび”に

果物はクレスにとって魅力的なおやつ。ただし、糖分が多いため与えすぎはNGです。 人工フードにも果実成分が含まれているため、「ちょっとした楽しみ」として少量を。

OKな果物 与え方
バナナ 潰して少量
マンゴー ペーストにして
パパイヤ 完熟果肉を刻んで

※目安は週1回、少量のみです。


6. 水分補給も大事なケア!

クレスの体調不良の原因で最も多いのが「脱水」です。 脱皮不全・食欲不振・活動低下・皮膚の異常など、さまざまな症状の裏に水分不足が隠れていることも少なくありません。

6-1. 基本の水分ケア

・ケージ内に倒れにくい水入れを設置
・毎日または2日に1回、水を交換
・毎朝・晩の霧吹きで、壁面や植物に水滴をつける → 舐めて水分補給!

6-2. 水を飲まない子にはこの方法!

飲まない個体には、薄く溶いたクレスバイトを水入れに貼りつけておく方法が効果的です

【やり方】
1.クレスバイトをかなり水っぽく溶く
2.水入れの縁や内側にうすく塗る
3.香りに誘われて舐め → 同時に水分も補給

この方法は、香りにつられて水を摂らせる工夫としてとても有効です。


7. よくある悩みQ&A|こんなときはこうしてみて!

 

Q. クレスが餌を食べてくれません…どうしたらいい?

まずは以下のポイントをチェック!
・温度:24〜28℃になっているか?
・湿度:60〜80%を保っているか?
・脱皮前後ではないか?
・騒音・明るさなどのストレス要因はないか?
・フードの濃さや香りは適切か?

それでも食べない場合は、スプーンで近づける/指先につけて舐めさせるといった工夫も。体調不良の兆候である可能性もあるため、食べない日が数日続く場合は動物病院へ相談を。

Q. 昆虫が苦手だけど、やっぱり与えないとダメ?

基本的には、人工フードだけで飼育は可能です。しかし、人工フードを全く食べない個体には、生き餌(昆虫)が必要になります。

したがって、
・ベビーの初期や食欲不振時の対応として、生き餌の準備が必要になることもあります。
・どうしても生き餌が扱えない場合は、クレスの飼育はおすすめできません。

生き物を飼う以上、「万が一のときにどう対応するか」も含めて準備しておきましょう。

Q. 水入れから水を飲んでくれません…大丈夫?

・朝晩の霧吹きをしっかり行う
・「クレスバイトをうすく溶いて貼る」など香りで誘導する方法を試す
・水入れを複数用意する、レイアウトの工夫をする


8. さいごに

クレスとの暮らしでは、「ごはん」「水分」「環境」のバランスがとても大切です。 この記事を参考に、あなたのクレスに合った“ちょうどいいお世話”を見つけてみてくださいね。

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