コオロギの毒や発がん性に関する科学的な見解とその安全性の根拠

コオロギの毒や発がん性に関する科学的な見解とその安全性の根拠

こんにちは!エコロギーラボ編集部です。
昆虫を主原料としたペットフードに対し、「発がん性や毒性は大丈夫?」「消化できるの?」といった不安の声が聞かれます。
この記事では、コオロギ原料に寄せられる代表的な疑問と、エコロギーが提示できる科学的エビデンスを分かりやすく解説します。

1. エコロギーとは?爬虫類専用フードに選ばれる理由

エコロギーは早稲田大学発の研究ベンチャーとして設立された昆虫専門企業です。大学・公的研究機関と連携し、レオパ・フトアゴ・カナヘビなど爬虫類・両生類向けフード原料として国内外のメーカーやブリーダーに採用されています。

2. 「発がん性があるのでは?」という不安への回答

現時点でコオロギに発がん性を示す査読付き論文や国際機関の警告は確認されていません。SNS上の懸念は根拠不十分であり、科学的には他原料と比べてもリスクが高いとは言えません。

3. 「消化されずに体に悪影響があるのでは?」

コオロギ外骨格に含まれるキチン質は、野菜の食物繊維と同様に腸内を通過して排泄される成分です。適量であれば腸内環境を整える助けとなり、肉食爬虫類でも大きな負担を掛けにくいことが分かっています。

4. 国際基準をクリアした毒性評価

エコロギーはOECD(経済協力開発機構)ガイドライン準拠で第三者機関(長浜バイオ大学)と毒性試験を実施し、安全性を確認しました。

評価項目 結果 試験基準
急性毒性 検出なし OECD TG 420
慢性毒性 異常なし OECD TG 408
臓器・血液 異常なし 長浜バイオ大学(2024)

試験概要

  • マウスに一定期間コオロギ粉末を給与
  • 体重・臓器・血液・行動を包括的にモニタリング
  • 急性・慢性とも毒性所見なし

5. 養殖・加工段階での衛生管理

⦿ 飼料管理:カンボジア農場でトレーサビリティ確保されたフードロス資源のみを使用
⦿ 衛生基準:加工工程は食品グレードの設備で実施
⦿ 検査体制:重金属・残留農薬をロットごとに検査済み
これにより「生物濃縮」等のリスクも事前に排除しています。

6. まとめ|科学で“不安”を安心に変える

昆虫原料に不安を抱くのは自然な感覚です。だからこそエコロギーは「なんとなく大丈夫」ではなく、国際基準と公開論文で裏付けられた安全性を提示し続けます。大切なペットの健康を第一に、これからも高品質なフード原料を提供してまいります。

🦎 ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

エコロギーの品質の「こだわり」について

選ばれる理由 その1

コオロギの含有率が驚異の「90%」以上

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コオロギを90~95%(※1)配合した高品質な爬虫類向けフードです。開発段階で含有率50%、75%、95%の3パターンで実験した結果、95%配合の製品が最も優れた食いつきを示すことが判明しました。爬虫類は視覚よりも嗅覚を頼りに餌を認識する性質があるため、昆虫由来の豊かな香りが本能を刺激し、「餌」として認識しやすくなることで自然な捕食行動を促進します。
※1 クレスバイト など、昆虫以外の原料を成長ステージに合わせてバランスよく設計している商品もございます。
選ばれる理由 その2

鮮度がいのち。一貫生産と研究体制

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自社一貫生産体制により、収穫から加工までの時間を短縮しています。収穫した後は、すぐに氷締めを行うことで鮮度を維持し、コオロギの香りや風味を保持しています。この工程によって、一般的な昆虫原料と比較して香りが強く、食いつきの良い製品を実現しています。

早稲田大学や東京農工大学をはじめとする複数の大学と連携し、科学的根拠に基づく研究開発を推進しています。