1. レオパードゲッコー(レオパ)について知ろう
1-1. ヒョウモントカゲモドキとは?
ヒョウモントカゲモドキは爬虫類の1種で、近年ペット化が進んでいる生き物です。英名をレオパードゲッコーといい、愛称は“レオパ”!ブリーディングにより多彩なカラーリング(モルフ)が生み出され、飼い主を沼らせる魅力があります。
1-2. 特徴
- 大人になると約20 cmほどに成長する
- 美しい斑点模様や色彩があり、さまざまなモルフが存在する
- 肉食で昆虫類を好んで食べる
- 夜行性で昼間は主に隠れて休む
- 温厚でマイペースなのほほん系
1-3. 環境
野生環境に近づけることが健康長寿の秘訣。温度勾配・シェルター・登れる岩場を設け、多彩な行動を引き出しましょう。
1-4. 寿命
寿命は10〜15年。音や振動などのストレスを避け、静かで落ち着ける環境を整えることが大切です。
1-5. エサ
基本は昆虫食。活餌が理想ですが、冷凍餌や人工飼料も普及し選択肢が増加。
嗜好性の高い人工飼料を選び、2〜3種類ローテーションすると安心です。
1-6. 価格
生体は5,000〜20,000円が目安。希少モルフは20〜30万円に達することも。初期費用はケージ・ヒーター等を含め約1.5〜2万円、ランニングコストは餌代約1,000円/月程度です。
2. レオパードゲッコーの飼育方法
2-1. ケージについて
横幅30 cm以上が基準。観音開きタイプやアクリル製はメンテナンスが楽。高さ30 cm以上なら立体行動も観察できます。
2-2. エサの与え方
レオパは聴覚・嗅覚・視覚で餌を認識します。ピンセットで小刻みに揺らし、食べやすい位置でパクリ!
成長段階別★給餌ガイド★
2-3. 飲水について
浅皿に常に新鮮な水を。飲まない場合は霧吹きで水滴を作り補助します。
2-4. 紫外線ランプについて
夜行性のため専用UV照明は不要ですが、柔らかな日陰〜木漏れ日ゾーンを用意すると自然行動を促せます。
2-5. 温度・湿度管理について
低温部25〜30 ℃/高温部30〜32 ℃を目安に温度勾配を作る
パネルヒーター直上は低温火傷リスク。サーモガンで底面温度をチェックし、シェルターはヒーター上に置かないよう注意。
2-6. 床材について
ソイルやヤシガラで自然感を出すか、ペットシーツで掃除性を優先するかはライフスタイル次第。誤飲のリスク管理を忘れずに。
2-7. 健康管理と注意点
- 毎日の排泄チェックで体調をモニタリング
- 体の大きさをもとに肥満気味か痩せ気味かを確認
- 過度な多頭飼いはストレス・短命の原因
- 脱皮不全が見られたら獣医へ相談
3. 終わりに
本記事ではレオパの魅力と基本的な飼育ポイントを紹介しました。美しい模様と愛らしい仕草で多くの飼育者を虜にするレオパ。適切な環境と愛情で、ぜひ長く楽しいレオパライフを送りましょう!