人工飼料と腸内環境。フード転換期の“味方”としてのレプケア乳酸菌

人工飼料と腸内環境。フード転換期の“味方”としてのレプケア乳酸菌

第1章:人工餌への切り替えに潜むリスク

冷凍コオロギや生き餌から人工餌に切り替える際、「食いつきが悪くなる」「うんちがゆるくなる」といった変化に不安を感じる方も多いでしょう。 特にレオパやツノガエルのような慎重なタイプでは、急なフードの変化がストレスになり、体調を崩すこともあります。 実際、アジアコツメカワウソの人工飼料による研究では、腸内細菌のバランスが乱れ、病原性大腸菌やクロストリジウムが増加する例も報告されています(Gao et al., 2024)。 爬虫類や両生類でも、腸内環境の乱れは無視できません。

第2章:腸内細菌は“環境変化に対応する力”を持っている

見た目には元気そうでも、便がゆるくなったり、食欲が落ちたりした場合、それは腸内環境の乱れのサインかもしれません。 そんなとき注目したいのが、乳酸菌の働きです。 乳酸菌は腸内で乳酸を作り、他の菌がそれをもとに短鎖脂肪酸(酢酸・酪酸など)を生産します(Zhang et al., 2024)。 これらは腸のバリア機能を整え、悪玉菌の増殖を抑える力があります。 つまり、乳酸菌を補うことで、新しい人工餌への適応がスムーズになる。そんな「内側からのサポート」が今、求められているのです。

第3章:爬虫類にもぴったりな“乳酸菌+人工餌”の組み合わせ

粉末やペースト状の人工餌は保存性が高く、栄養バランスも計算されているのが魅力ですが、「便が不安定になった」「食いつきが悪くなった」という声も。 そんなときにおすすめなのが、**人工餌に乳酸菌をプラスする方法**です。 レプケア乳酸菌なら、人工餌の上からふりかけるだけ。 ツノガエルやレオパなど“お腹がデリケート”な生き物に最適です。 アフリカツメガエルでの試験では、乳酸菌(Lactococcus lactis BM32-1)を与えた結果、排便頻度が平均1.4倍に増加。整腸作用のある菌も増加したという報告もあります(Noda et al., 2024)。 これは他の爬虫類にも応用できるヒントとなるでしょう。

第4章:実際の飼育者の声

「人工餌に変えてから、便が不安定になって心配でしたが、レプケア乳酸菌を混ぜるようにしてからは、毎日安定した排便が続いています」 (レオパ飼育歴3年・40代男性) 「どうしても食いつきが悪かった人工餌に、ほんの少しふりかけたら、食いつきが明らかに良くなりました。お腹の調子もいい感じです」 (ツノガエル飼育歴2年・20代女性) 人工餌への切り替えは、ペットにとっても飼育者にとってもチャレンジです。 でも、**乳酸菌の力で腸内を整えられれば、移行はスムーズに**なります。 「そろそろフードを変えたいな」と思ったタイミングで、乳酸菌との併用をぜひ試してみてください。

参考文献

  • Gao, Y., Nishida, T., & Miyake, S. (2024). Journal of Zoo and Wildlife Medicine, 55(1), 24–32.
  • Zhang, L., Hu, Q., & Chen, M. (2024). Microbial Ecology in Health and Disease, 35(1), 100–110.
  • Wang, R., Liu, J., & Zhao, H. (2023). Poultry Science, 102(5), 101234.
  • Xin, Y., Li, T., & Yang, Q. (2024). Insect Biochemistry and Molecular Biology, 157, 103923.
  • Sun, Y. (2010). Aquaculture Nutrition, 16(6), 639–647.
  • Noda, M., Sasaki, K., & Fujita, A. (2024). Comparative Biochemistry and Physiology A, 281, 111380.
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