うんちでわかる!爬虫類・両生類の腸内健康チェック

うんちでわかる!爬虫類・両生類の腸内健康チェック

第1章:爬虫類・両生類の健康は“うんち”が教えてくれる

レオパやツノガエルなどの爬虫類・両生類は、言葉を話さないぶん、「うんち」が体の調子を知る重要なサインになります。 健康な排便は、ほどよい水分を含んだ固形で、においもきつすぎず、回数も安定しているのが特徴です。 一方で、消化不良や腸内環境の乱れがあると、便がゆるくなったり、回数が減ったり、逆に水っぽいものが頻繁に出たりします。 悪臭や便に未消化のエサが混じっているようなら、注意が必要です。

第2章:腸内バランスの乱れは便に出る

人間と同じく、爬虫類や両生類の腸にも“腸内細菌”がすみついており、そのバランスは健康維持に欠かせません。 腸内細菌のバランスが乱れることを「dysbiosis(ディスバイオーシス)」と呼びます。 この状態では、善玉菌が減り、悪玉菌や病原性のある菌が増えてしまい、消化吸収がうまくいかず、免疫力の低下や体調不良を引き起こす原因になることがあります。 便の状態は、その乱れをいち早く知らせてくれる“健康のバロメーター”です。

第3章:レプケア乳酸菌で腸内バランスを支える

そんなときに役立つのが、レプケア乳酸菌。粉末タイプで人工餌にも混ぜやすく、手軽に腸内ケアを始めることができます。 飼育者の観察では、便が水っぽかった個体が、数日でほどよい硬さになったり、便臭が軽減されたという声も。 ある飼育者は「乳酸菌を与え始めてから、便の量や頻度が安定し、毎日の健康チェックがしやすくなった」と話しています。 また、アフリカツメガエルを使った実験では、Lactococcus lactis BM32-1を12週間与えることで、排便頻度が平均1.4倍に増加し、腸内の整腸作用のある菌も増加したという報告もあります(Noda et al., 2024)。

第4章:日常の“うんち記録”で健康管理しよう

毎日の便を記録することで、体調の変化にも早く気づけます。 成長ステージごとに排便の目安が異なるため、その違いを知っておくことも大切です。

レオパの排便頻度の目安

成長ステージ 体重の目安 排便頻度
ベビー期(〜3.4ヶ月) 5〜30g 3〜7回/週
ヤング期(4〜12ヶ月) 20〜70g 2〜3回/週
アダルト期(12ヶ月〜) 50〜90g 1〜2回/週

📝おすすめチェック項目:

  • 便の硬さ(柔らかい/ほどよい/固い)
  • におい(いつも通り/強くなった/弱い)
  • 回数(上記の目安と照らし合わせ)
  • 色(通常/白っぽい/黒っぽいなど)
記事をシェアする